
■GMOインターネット・CTCの連携について
GMOインターネットとCTCは、企業の生成AI開発や機械学習向けに、国内最高水準(※1)のGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」を計算基盤として提供します。
「GMO GPUクラウド」は、生成AI開発に必要なソフトウェア環境を標準で備えており、企業は環境構築の手間をかけずに、高度なAIモデルの構築や開発に着手できます。また、CTCは「ITライフサイクルを支える総合力」を掲げ、長年にわたり多様な産業分野で最適なソリューションを提供してきました。サービス選定、周辺システムの整備にかかる調達から設計・構築・運用までを一貫して支援できる体制を確立しています。
両社の連携により、「GMO GPUクラウド」を起点とした要件整理から環境構築、運用最適化までをワンストップで伴走し、企業が生成AIの開発・活用をスムーズに進められる支援体制を構築します。
(※1)2024年11月22日時点提供中の国内商用向けクラウドサービスとしてGMOインターネットグループプレスリリースより
(「GMO GPUクラウド」世界のスーパーコンピュータランキングTOP500に初ランクイン https://group.gmo/news/article/9266/)
■今後の取り組み
GMOインターネットとCTCは、今回の戦略的販売パートナー契約を通じて、業界や企業ごとのニーズに合わせた導入支援を推進してまいります。また、医療・教育・研究機関・公共分野など、先進的な生成AI活用が期待される領域へ展開を広げ、日本の生成AI活用の加速に貢献してまいります。
■「GMO GPUクラウド」が注目される背景
近年、データ活用の高度化により、ビジネスプロセスの最適化を実現するクラウドサービスへの需要は急速に高まっています。加えて、自社データを用いて機械学習でのモデル開発や、生成AIモデルの利活用に取り組む企業が増加しており、大規模開発に必要な高性能計算リソースが求められています。このような市場の変化を背景に、GMOインターネットが提供する「GMO GPUクラウド」が注目されています。
「GMO GPUクラウド」は、NVIDIA Hopper GPUを搭載し、NVIDIA BlueField-3 DPU およびNVIDIA Spectrum-Xを採用した高速ネットワークと、データダイレクト・ネットワークスジャパン社の超高速ストレージを兼ね備えたNVIDIA推奨構成のシステムを誇ります。この高性能インフラは、大量のデータを用いた計算処理への最適化が施されており、特に生成AIモデルの開発や機械学習において圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
2024年11月に発表された世界のスーパーコンピュータ性能ランキング「TOP500」(※2)においては、世界第37位・国内第6位にランクイン、2025年11月に発表された「ClusterMAX™2.0」では「Silver」を獲得し、国内商用クラウドとして最速の計算性能が国際的に認められました。そしてNVIDIA B300を搭載したサーバーを2025年度内より順次提供を開始することにより、さらなる市場拡大が期待されています。
(※2)1993年から年2回発表されている世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」は、HPCの分野で最も権威あるランキングの一つとして知られており、科学技術計算の分野で広く使用されるLINPACK性能ベンチマークの結果に基づいて順位が決定されます。https://www.top500.org/lists/top500/list/2024/11/
【伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)について】
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)はお客様のパートナーとなる総合ITサービス企業です。コンサルティングから設計、開発・構築、運用・保守サポートまでトータルに支援します。AI、セキュリティ、データ分析、クラウドなど、先進のテクノロジーを組み合わせ、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)や社会課題の解決に貢献します。
【GMOインターネットについて】
GMOインターネットは、GMOインターネットグループのインターネットインフラ事業と広告・メディア事業の強みを融合すべく、2025年1月1日に新体制で始動しました。
インターネットインフラ事業の強固な収益基盤と、インターネット広告・メディア事業のそれぞれの強みを最大限に活かし、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、関わるすべての方に「笑顔」と「感動」をお届けし、AIで新たな未来を創る価値創造に挑戦してまいります。
GMOインターネットについて:https://internet.gmo
GMO GPUクラウドについて:https://gpucloud.gmo