
(※1)Enroot:NVIDIAが開発・提供する軽量・rootlessのコンテナランタイム。OCI互換のコンテナイメージに対応し、HPC環境での利用を強く意識した設計が特長。
(※2)Pyxis:NVIDIAが提供するSlurm向けSPANKプラグイン。Slurmのジョブ投入コマンドから直接「Enroot」コンテナを呼び出し、HPCクラスタ上でのコンテナ実行を容易にする。
(※3)2026年4月16日現在、当社調べ
【サービス提供の背景】
近年、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の研究・開発が急速に進展する中、コンテナ技術を活用したワークロードの可搬性・再現性の確保は、HPC領域においても不可欠となっています。「GMO GPUクラウド」のマネージドHPCクラスタサービスでは、これまでHPC環境で広く利用されているコンテナランタイム「Singularity」を提供してきました。
一方で「Slurmのジョブ投入コマンドからネイティブにコンテナを起動したい」「NVIDIAのソフトウェアスタックに準拠するワークロードをそのまま動かしたい」といった要望が高まっています。こうした要望に応えるため、NVIDIAが開発・提供するHPC向け軽量コンテナランタイム「Enroot」、および「Enroot」をSlurmからシームレスに呼び出すSPANK(※4)プラグイン「Pyxis」への対応を追加しました。
(※4)SPANK(Slurm Plug-in Architecture for Node and job Kontrol):Slurmのジョブ実行基盤を拡張するためのプラグインアーキテクチャ。
【本対応の提供価値と主な機能】
・ 「Singularity」と「Pyxis/Enroot」から、ワークロードに最適なコンテナランタイムを選択可能
・ Docker/OCI(Open Container Initiative)互換のコンテナイメージを、「Pyxis」経由でSlurmジョブへ直接投入可能
・ 研究開発環境の再現性・可搬性が向上し、ローカル環境からクラスタ環境への移行をスムーズに実現
・ 既存のジョブスクリプト資産を活かしながら、柔軟なコンテナ運用が可能
本対応により、「GMO GPUクラウド」マネージドHPCクラスタサービスは、ワークロードの特性や既存の開発環境に合わせて、コンテナランタイムを選択できる柔軟な基盤となります。環境の再現性・可搬性が向上することで、ローカル環境から本番クラスタへの移行コストを削減し、開発・研究サイクルの加速に貢献します。
【今後の展開】
AIが社会・産業の基盤となる時代において、高性能なGPUインフラの国内整備は、日本のAI競争力を左右する重要課題となっています。GMOインターネットは、「GMO GPUクラウド」マネージドHPCクラスタサービスを継続的に進化させ、AI・機械学習、HPC領域の開発・研究基盤を提供してまいります。また、日本のAI産業に不可欠な国産インフラとして、社会と産業のイノベーション創出に貢献してまいります。
■過去参考リリース(抜粋)
・2024年6月11日:GMOインターネットグループ、生成AI向けGPUクラウドサービスにNVIDIA Spectrum-Xを国内クラウド事業者として初採用
https://www.gmo.jp/news/article/9005/
・2024年11月22日:スパコンランキングTOP500ランクインの「GMO GPUクラウド」を提供開始
https://internet.gmo/news/article/27/
・2025年8月4日:GMO GPUクラウド「NVIDIA Blackwell Ultra GPU」を採用
https://internet.gmo/news/article/71/
・2026年3月25日:「GMO GPUクラウド」Slurmサービス専用プランにて「NVIDIA HGX B300」を提供開始
https://internet.gmo/news/article/169/
その他関連リリースはこちら
https://internet.gmo/news/article/163/
【GMOインターネット株式会社について】
GMOインターネット株式会社は、ドメイン、クラウド・レンタルサーバー、インターネット接続などのインターネットインフラ事業と、インターネット広告・メディア事業を展開する総合インターネット企業です。「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、社会基盤を支える企業として安心・安全なインターネット社会の実現と、AIで新たな未来を創る価値創造に貢献し、関わるすべての方に「笑顔」と「感動」をお届けしてまいります。