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【Z世代トレンドラボ byGMO】
Z世代にとって生成AIは“思考や感情を整理する対話相手”
〜高校生の44%・大学生の42%が生成AIに悩み相談。生成AIが「心の拠り所」として機能している実態が明らかに〜

 GMOインターネットグループのGMO NIKKO株式会社(※1)(代表取締役社長執行役員:佐久間勇 以下、GMO NIKKO)が提供する「Z世代トレンドラボ byGMO」では、高校生・大学生・専門学校生300人を対象に、『Z世代の生成AI利用状況』に関する調査を実施しました。
 「Z世代トレンドラボ byGMO」は、Z世代とのコミュニケーションに課題を持つ企業に向けたマーケティング支援サービスです。今回の調査では、「2025年新語・流行語大賞(※2)」に「ChatGPT」の愛称である「チャッピー」がノミネートされたことをうけて、Z世代の生成AIの利用実態について調査しました。 
 その結果、生成AIに悩みを相談する女子高校生の6割が「誰にも言えない悩み」を相談するなど、生成AIはZ世代にとって、レポート作成や調べ学習といった学習効率化ツールにとどまらず、思考整理や悩み相談の相手としても存在感を高めていることが明らかになりました。Z世代の悩み解決や自己理解の方法が大きく変化し、従来の人間関係に依存しない新たな相談チャネルが確立されつつあります。

(※1)GMO NIKKOはGMOインターネット株式会社の連結会社です。
(※2)現代用語の基礎知識選 2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞


<調査サマリー>
■高校生・大学生の4割以上がAIに悩みを相談

• 高校生の44%、大学生の42%が「AIに悩みを相談している」と回答。
特に女子高校生は54%と過半数が「AIに悩みを相談している」と回答。女子高校生の方が新しいコミュニケーション手段として、生成AIを取り入れる傾向があることが示されている。

■生成AIに悩みを相談する女子高校生の約6割が「生成AIに誰にも言えない悩みを相談」
• 女子高校生が生成AIに「誰にも言えない悩み」を相談している割合は、生成AIに相談している人のうち6割を占めており、男子高校生や大学生と比べて特に高い。このことから、匿名性と安全性を兼ね備えた相談相手として、生成AIが女子高校生の心理的ニーズに特に応えていることが示唆している。

■悩みを相談する際、生成AIの役割は「秘密の友達」「ひたすら聞き役」
• 悩みを相談する際の生成AIの役割について、高校生は「秘密の友達」大学生・専門学生は「聞き役」と認識。この違いは年齢による心理的成熟度や対人関係の複雑さの違いを反映している可能性がある。

■調査概要
・調査テーマ:『Z世代の生成AI利用状況』に関する調査
・調査期間 :2025年12月5日~12月7日
・調査主体 :GMO NIKKO株式会社
・調査地域 :日本国内
・調査対象 :16歳~22歳の男女(調査回答時に高校・大学に在籍)
・回答者数 :300名
・調査方法 :インターネット調査

※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表やグラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【調査結果】

■生成AIへの悩み相談経験
┗4割以上が生成AIで悩みを相談。生成AIに悩みを相談することが一般的に


 生成AIに悩みを「相談している」割合は、女子高校生で54%と、男子高校生や大学生と比べて13〜20ポイント高く、女子高校生にとって生成AIが相談先としてあたりまえの選択肢となっていることがみてとれます。

■誰にも言えない悩みについて生成AIへの相談状況
┗生成AIに悩みを相談する女子高校生の約6割は誰にも言えない悩みを生成AIに相談

 生成AIに悩みを相談する女子高校生のうち、57%が「誰にも言えない悩み」を相談した経験があると回答しました。男子高校生は26%、女子大学生は42%、男子大学生は24%で、ここでも女子高校生の割合が高い結果となりました。これから、生成AIが、特に女子高校生にとって単なる「悩み相談」ではなく、“言えない悩み”の受け皿になっていることがわかります。

■悩みの相談先として生成AIをどのように認識しているか
┗高校生にとっては「秘密の友達」大学生にとっては「ひたすら聞き役」が優勢

 「あなたにとって悩み相談時の生成AIは?」という問いに対して、女子高校生の回答で最も多かったのは「秘密の友達(39%)」でした。一方、男子大学生は「秘密の友達」29%に対し「ひたすら聞き役」35%と、生成AIの認識として“友達”よりも“聞き役”が強い構図であることがわかりました。
 この差は、生成AIに対して「関係性(友達)」を投影するのか、「機能」として捉えるのかという、心理的距離感の違いを示している可能性があります。高校生は感情的な結びつきを求め、大学生はより実用的な問題解決ツールとして活用する傾向があると考えられます。

■生成AIへの相談理由・相談内容について
┗時間や内容を気にせず相談できることを評価。相談内容は多岐に渡る。

 相談内容は、「学校・進路」から、内面(性格)、恋愛まで幅広い結果となりました。学習支援文脈に収まらず、自己理解・対人関係の領域にまで生成AIが入り込んでいます。また、生成AIに相談する理由の第2位に「人に知られたくない話をしやすい」ということから、生成AIは「効率化」だけではなく、本音を語れる心の拠り所として活用されていることがわかります。生成AIが持つ「判断しない」「24時間対応」「忘れない」といった特性が、Z世代の心理的ニーズに合致していることを示しています。

■まとめ
 生成AIは「効率化ツール」としてだけではなく、思考や感情を整理する“対話相手”としても機能していることが明らかになりました。Z世代向けのサービスやコミュニケーションを考える上では、生成AIを「作業を早める存在」としてだけでなく、学生の不安や迷いに寄り添うメディアとして捉える視点が、企業やサービスにとって今後ますます重要になると考えられます。

【調査結果のご提供について】

 上記項目以外の調査結果や詳細データもご用意しております。ご希望の報道関係者様はお気軽に「Z世代トレンドラボ byGMO」(E-mail:[email protected])までお問い合わせください。報道関係者様限定での提供となります。あらかじめご了承ください。

【「Z世代トレンドラボ byGMO」について】
(URL:https://www.ztrendlab.com/service/index.html

 「Z世代トレンドラボ byGMO」はZ世代の内面に隠れている本音や感情、価値観(インサイト)を深く理解し、企業が直面するコミュニケーション課題の解決を支援するマーケティングサービスです。
 当社が独自に保有するZ世代インフルエンサー会員組織および、国内最大規模の調査パネル(※2)を活用し、若年層に特化したマーケティング活動を多角的に支援いたします。

■「Z世代トレンドラボ byGMO」によるトレンド調査やインタビュー記事
URL:https://www.koukoku.jp/truemarketing/genzlab/
(※2)調査モニターはGMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ&AI株式会社が提供する国内3,426万人(2025年8月現在)の「JAPAN Cloud Panel」と連携しています。

【GMO NIKKOについて】(URL:https://www.koukoku.jp/

 GMO NIKKOは、デジタルを軸に新たな価値を創出する総合マーケティング支援企業です。1992年の創業以来、マーケティング分野で培った豊富な知見とノウハウを活かし、お客様の課題解決に取り組んできました。現在は、GMOインターネットグループでインターネットインフラ事業と広告・メディア事業を担うGMOインターネット株式会社の連結会社として、AIをはじめとする最先端のテクノロジーを活用した自社開発サービスを提供。広告主企業様のブランディングや顧客ロイヤリティの向上、メディア企業様の収益最大化を支援しています。私たちは「Surprising Partner.」をビジョンに掲げ、常にお客様の期待を超えるかけがえのないパートナーであり続けます。

お問い合わせ

  • 【本件に関するお問い合わせ先】

    ●GMO NIKKO株式会社
     Z世代トレンドラボ
     主任研究員 神津
     TEL:03-5456-6630
     E-mail:[email protected]

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネット株式会社
     広報担当 福井
     TEL:03-5728-7900
     お問い合わせ: https://internet.gmo/contact/press/

    ●GMOインターネットグループ株式会社
     グループ広報部 PRチーム 西﨑 
     TEL:03-5456-2695
     お問い合わせ:https://group.gmo/contact/press-inquiries/

会社情報

  • GMO NIKKO株式会社

    https://www.koukoku.jp/
    • 株式情報

    • 所在地

      東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス

    • 代表者

      代表取締役社長執行役員 佐久間 勇

    • 事業内容

      ■インターネット広告事業
      ■メディア事業
      ■ツール・ソリューション事業
      ■アドテクノロジー事業
      ■メディアレップ事業
      ■アプリマーケティング事業

    • 資本金

      1億円