【背景】
従来、当社を含む多くの企業において、パスワード付きファイルによるファイル送受信が一般的でしたが、昨今以下の課題が指摘されています。
・暗号化された添付ファイルはウイルススキャンが行えず、マルウェア感染リスクがある。
・パスワード送付メールを同一経路で送信するため、情報漏えい防止の効果が限定的。
・メールサービスによっては、暗号化ファイルを受信できない・自動削除される仕様がある。
こうした背景を踏まえ、当社ではファイル共有方法のセキュリティ強化施策を実施いたします。
【今後の運用について】
■実施日
2025年12月1日(月)より適用開始
■変更内容
対象: zipファイルやOfficeファイルなどパスワード付き暗号化ファイル全般
■受信不可ファイル種別一覧
【拒否対象】
暗号化されたファイル全て
※以下例示いたしますが、実際には拡張子によらず暗号化されているものは全て拒否対象となります。
【主たる拒否対象例】
パスワード付き.pdf
パスワード付き.zip
パスワード付き.xlsx(その他office製品)
【ファイル種別のみで暗号化されていると判定されるファイル一覧】
.p7m, .p7s, .p7c, .rpmsg, .ppdf, .ptxt, .pmsg,.asc, .gpg, .pgp, .pem, .cer, .crt,.nxl, .rmsdoc, .rmsxls, .rmsppt
対応:対象ファイルが添付されたメールは当社のメールアドレスでは受信されず、送信元には
「件名:弊社ポリシーによりパスワード付きファイルは受信できませ ん」というエラーメールが送られます。
■代替手段
以下の3つのいずれかを選択のうえご対応ください。
1.Microsoft SharePointを活用したファイル授受
2.ご要望がある場合は、当社にてお取引先様ごとに共有フォルダを作成し、当社担当者より共有リンクをご案内いたします。
3.送信ファイルのパスワード設定を解除
お取引先様には、ご不便をおかけいたしますが、セキュリティ強化へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。